10代から20代の間で使い捨てカメラの「写ルンです」が人気だということです。これは「レンズ付きフィルム」というジャンルのカメラで1980年台に登場、フィルムにレンズが付いているカメラなのです。デジタルカメラが一般的に使われている昨今では、改めて写ルンですを購入して写真を撮ろう、と思うのは、その斬新さからなのかもしれませんね。

写ルンですは他にも防水、望遠、ゴルフ用の連射シャッターなど、たくさんの種類があります。

では、若者の間では写ルンですが流行している理由は何なのでしょうか。
これは「意味のイノベーション」と呼ばれる現象が少なからず影響していると思われます。「写真」はその場の記念であったり、友達同士の遊びであったり、気軽にその瞬間を残す装置として利用されています。この「手軽」というのがデジタルカメラ時代の最大の特徴で、失敗を恐れずに何度でもシャッターボタンを押せることに繋がります。
何十年も前から写真を扱っている人にとっては、デジタルカメラこそがイノベーションであり、撮影して現像するプロセスを必要としない(正確な意味ではありませんが)というのは革新的でした。その場ですぐに確認できる写真なんて、夢のような機械だったのです。

高感度で失敗が少なく、ナチュラルに仕上がるフィルムで人気

 以前のフィルムカメラの場合は、撮影した瞬間はどのように記録されているか分からず、現像に出すことで初めて当時の記録を目にすることができます。失敗していても成功していても、その瞬間までは分かりません。そうした「どうなるかわからない」という写真撮影のプロセスが、デジタルカメラ時代の若者には新鮮で、きれいに写って当たり前のデジカメとは違う「不確定要素」を楽しんでいるのでは無いでしょうか。

様々な形のアナログカメラ。レトロな外観が素敵ですね

他にもインスタントフィルムカメラも人気があり、近年では富士フィルムの「チェキ」も多数の種類が登場しています。さらにデジタルとアナログが融合したチェキ「instax SQUARE SQ 10 ハイブリッドインスタントカメラ チェキスクエア」も登場、アナログ写真の面白さはさらに進化しています。


デジカメとして撮影してフィルムが出てくる最新カメラ

デジタルカメラとは異なり、アナログカメラは世界に一枚しか出来上がらない面白さと貴重さがあります。それはインスタントカメラに限らず、フィルムカメラでも同じです。何枚も印刷は可能ですが、フィルムそのものは1度光を当てるとやり直しはききません。そうした一発撮りのドキドキ感と、失敗した時に思わぬ発見、出来上がってプリントされるまでの友人との時間の共有。こうした、一見無駄にも思える待ち時間に新しい価値を見出したのがブームのきっかけになったと思います。

アンティークなカメラ、今でもしっかり撮影できます。 

なんでも便利にすぐポン!も便利なのですが、撮影してから何日もドキドキしながら待つのも良いものですね。
さらにブームが続いてくれて、自分で現像、プリントしたい!と思ってくれると非常に嬉しいです。白黒フィルムは自分でも専用の薬品を使って現像、大きな紙に印刷ができるんですよ。正確にはカラーネガも自分で現像、プリントができますが、専用の機材も必要で難易度はかなり高くなります。白黒フィルムであれば比較的簡単に、作業過程も含めて写真の面白さを実感できます。


自家現像の様子。白黒フィルムはこうやって現像されていきます

引き伸ばし機と呼ばれる専用機械。フィルムを挟んで大きな紙にプリントします

出来上がった写真をスキャンしたもの。独特の風合いがありますね

弊社では写真に関する業務も行っております。写真教室や暗室作業の指導、デジタルカメラに関すること、中盤、大型カメラに至るまで、あらゆるニーズにお答え致します。