今年も写真甲子園の季節がやってくる!
全国の予選ブロックを勝ち抜いた代表校が北海道東川町に集まりました。
2017年度は526校の応募があり、その中から18校が代表校として本戦が行われる北海道で熱い戦いを繰り広げます。

■写真甲子園2017
http://syakou.jp/

■今年で24回目の歴史ある写真の大会

写真甲子園は今年で24回目、第1回大会は1994年に開催されました。それから回を重ねて今年で24回目となり、来年は節目の25回目、四半世紀続く伝統の大会となります。
何故写真甲子園の記事を書いているかと言うと、この記事を書いている私自身も過去写真甲子園の北海道代表として出場した経験があるのです。地元北海道で全国大会が行われるというだけでもワクワクするのに、そこに出られた経験は今に生きています。さらに高校1年生と2年生はサポーターとして選手を撮影する記録係。3年生のときに代表となり、卒業後もOBサポーターとして参加と、なかなか関係が深いものがあります。その結果、大学の写真学科に進むこととなるのですがそればまた別の機会に。

■フィルムカメラからデジタルカメラへ

写真甲子園は今でこそ500校を超える応募となっていますが、自分が出場した頃はその半分くらい。当時はまだまだフィルムカメラ、モノクロフィルムを使い、現像を学校で行うアナログだったことが一つの要因です。その後デジタルカメラが一般に普及し、今では一家に2台くらいはデジタルカメラがあるのではないでしょうか。
デジタルカメラの普及、機械の進化によって画質も向上、さらにパソコンの普及と様々な要因が合わさって写真を撮る人が格段に増えてきました。

現在主流のデジタル一眼レフカメラ。バンバン撮影してすぐチェックできます。

大会の時に使っていたフィルムカメラ。当時はカメラは自身の持ち込みでした。当時の大会はポジフィルムを使用。
800ミリ超望遠レンズを持って美瑛中を歩き回った思い出も。

もちろん昔から写真を撮る人はたくさんいましたが、今のようなデジカメではなくフィルムカメラ。手軽に使えるカメラといえば富士フィルム「写ルンです」を使うくらい。フィルムカメラはフィルム代、現像代、プリント代ととにかくお金がかかりますが、デジタルカメラなら湯水のようにシャッターを切ってもお財布は痛くなりません。そんな写真に対する環境が整ってきた事が出場校増加の一つの要因かもしれません。
また、写真部の他にも写真同好会、美術部の写真クラス、写真研究会、様々な形態の団体があります。10年前大阪の大学に行っていた頃は写真甲子園の事を知らない人も多かったものです。

■プロの審査員が直接見てくれるのが凄い

写真甲子園は高校生が大会期間中に撮影した組写真を作って提出します。そこで終わりではなく、公開審査会としてプロの写真家、カメラマンが講評してくれるのです。直接写真を講評してくれるというのが他にはない魅力ですね。写真の教科書に載っているような写真家がコメントをくれるという、おそらくこの大会でしか味わえない経験が魅力的です。

■地域住民の協力が暖かい

写真甲子園は多くの人たちの参加によって支えられています。地元企業や地域住民の理解なくては成り立ちません。何故かと言うと、大会では東川町、美瑛町、上富良野町、東神楽町、旭川市と色々な場所をめぐります。農家やお店の人、通りすがりの人も「写真甲子園」という名前を出せば快く協力してくれます。ありがたいことです。これまで培ってきた大会の歴史があるからこそ安心して協力してくれるのかもしれません。

■大会に出場するには?

まずは大会所初戦に応募しなければなりません。3人1組のチームで戦うという独自のスタイルをとっており、チームで写真を作るということに最初は慣れないかもしれませんね。写真部、同好会、研究会などが学校にあればメンバーを3人集めて写真を作りましょう。
写真は1枚ではなく8枚の組写真にします。自分が出た時は6枚のモノクロ写真にしたのですが(6〜8枚以内の組写真が規定だった)、今は8枚で作らなくてはならないのですね。これが意外と難しく、伝えたいことを決められた枚数に絞る作業に何日もかかります。
応募できたら、あとは結果を待つだけ。ドキドキしますね。

写真の目標といえばコンクールの入選や写真雑誌の投稿、高文連もありますね。全国大会、それもチームで、北海道で、短期間でその場で組写真を作る。普通のコンクールにはない面白さを是非多くの人に経験してもらいたいと思います。高校3年間でチャンスは3回、絶対に忘れられない思い出が出来ると思いますよ。