DX推進のためのアイデア出しに困ったらスポットコンサルティングを活用しよう
こんにちは、シナスタジアデザインです。
DX推進は企業において優先すべきテーマになってきました。
データ管理する場所、これまで通りの場所、DXといっても究極の魔法ではないのでできることは限られてきます。
契約書をオンライン締結にするだけでも効率化ができるので、社内のルール整備は進めていくと良いと思います。
さて、DXを始めたけれど何をすれば良いか道に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
具体的に効率化したい部分が決まっていればよいのですが、今ある技術を使って新しい事業の展開にDXを組み合わせられないか。そんな企業様も増えてきています。しかし社内会議ではアイデアが出るものの、なかなか前に進まないことも多いようです。
いっそのこと専門家に任せよう
個人的には「餅は餅屋」なので専門家に任せるのが良いと思っています。しかし専門家でも一長一短、有名なコンサル会社でもうまくいかないこともあるため100%信用するのは禁物です。得手不得手が大きく結果を変えますし、取り入れたい既存事業や製品がDXに向いていないのに議論を続けてしまうこともしばしば。
技術者と専門家が集中的に議論して「可能性のあるもの」「難しいもの」と棚卸しをしてみてください。そうすればスタックした会議も回り始めます。
アイデア出しと言っても実現不可能なことを考えてもあまり意味がないため、実現可能性も含めたアイデアが必要です。費用が多くかかるアイデアや素材の開発から必要なもの、既存のソフトウェアでは解決できないのでゼロから開発が必要など障害は多岐にわたります。そうした障害をアイデアの段階で整理することで正しい議論ができてきます。
アイデアは枯れた技術の水平思考から
アイデア出しは大変です。すでに世の中に溢れている技術もあれば、研究機関の論文でしか見られない高度なものまで色々な提案が出てきます。
そこで、DX成功のためにはまず失敗の少ないところから確実に実施していくことが重要です。当たり前の技術を使えばリスクも抑えられますし技術的な知識もある。改善や修正がやりやすいのはPoCを行う上で最も大切かもしれません。
過去にドローンを使った設備点検のアイデア出しを行った際、そもそもドローンとは何かから勉強を初めて「できること」「できないこと」をリストアップしていきました。更に既存事業者の事例を集めつつ、失敗例や実際にドローンを扱っているパイロットなどへのインタビューを実施。そこから実現可能なアイデアを絞り込んでいきました。
ドローンはヘリコプターのように垂直離着陸が可能で、操縦も簡単。おもちゃドローンも数多く販売されているため自由になんでもできると思いがちです。しかし実際に調査していくとドローン本体の重さによる法的な制限、目視外飛行の制限、持ち上げられる荷物の重量制限、風速2メートルを超えると風に流されるなど、現場での運用に障害となるものが数多く出てきました。その中からどうすれば目的を達成できるかを議論する。こうして議論が意味のあるものに変わっていきます。
アイデアは出せば良いものではなく、意味のあるアイデアをどう出すかがポイントになってきます。
DXのアイデア出しはスポットコンサルティングを活用しよう
目標がある場合はやりやすく、どうすれば目標を達成できるのかを考えれば良いです。工数削減、予兆検知、生産数アップなどはIoT機器によるセンシングが有効な場合が多く、どのIoT機器を使うか、どんなデータを取るか、クラウドへデータを送信する必要があるかなどを議論していきます。
目標がない場合は少し厄介で「自社の技術を使ったDXを何でもいいから考える」となってしまうとアイデアも煮詰まりがちです。その場合は発想転換をするべく外部の人材に手伝ってもらうことをオススメしています。ソフトウェアの専門家、ハードウェアの専門家、現場経験豊富な方など、多角的な視点をもって議論すると思いがけない組み合わせが出来上がることもあるのです。
その際に有効なのがスポットコンサルティングです。「ビザスクhttps://service.visasq.com/」「クラウドワークスhttps://crowdworks.jp/」「ランサーズhttps://www.lancers.jp/」など、外部の専門家に1時間単位で話を聞きブレストを行う。それだけでも煮詰まった議論が解きほぐされて進み始める場合があります。小さなコストで発想の切り替えができれば安いものです。
DX推進で苦労していることが多いと思いますので、まずは簡単なヒアリングやスポットコンサルティングを活用してみてください。