国内データセンター活用のビジネスチャットツール「elgana」
こんにちは、シナスタジアデザインです。
みなさんは普段どんなチャットツールを使っているでしょうか。
LINE、チャットワーク、Slack、スカイプ、世の中には膨大な数のチャットツールが存在しており、どれを使うか迷ってしまいますね。
取引先企業が使っているから、なんとなく昔から使っていたから、様々な理由があります。
しかし、そのチャットツール、セキュリティは万全でしょうか。
LINE問題にみる国内、国外サーバーの問題
先日LINEの個人情報が中国の関連会社からアクセス可能な状態になっていたという問題がありました。
あらゆるサービスを利用する際にこうした問題は議論されてきています。特に多くのサービスがクラウド型となっている現在、企業のセキュリティ担当者はツールに利用されているサーバーがどこにあるのかも気にしていく必要が出てきました。
LINEは2011年の東日本大震災がきっかけで誕生した国産アプリです。当初はLINEに登録すると自分のスマートフォンに登録されている電話帳のユーザー全員に友達申請されてしまうので使わない、という人も存在しましたが、現在ではLINEはなくてはならないチャットツールにまで成長しました。あらゆるコミュニケーションがLINEで行われ、スタンプビジネスやLINEを活用した自治体のサービスまで用途は幅広いです。
しかし、今回発覚したのは画像や動画などのデータは、韓国のデータセンターにて適切なセキュリティ体制のもとで管理が行われている、といったものです。全ての情報が国外にあるわけではないので過度な心配はしなくても大丈夫。
普段のお仕事でもAWSやIBMのサーバーを活用する事例は数多くありますが、セキュリティをしっかりしていれば問題は起こらないはずです。ただ、セキュリティに関して厳しいルールを設けている企業にとっては厄介な問題で、一瞬でもデータが国外のサーバーを経由してしまうことがNGになる場合、日本国内のデータセンターを使うしかありません。しかし完全国内だけで完結しているサービスはまだまだ多くありません。
国内データセンター活用のビジネスチャット『elgana』
そこで国内データセンターで完結しているサービスを探していたところ見つけたのが、NTTのビジネスチャット『elgana(エルガナ)』です。
elgana公式サイト
https://elgana.jp/
基本的にはLINEやその他チャットツールと同じ操作方法で利用できます。スタンプ機能やアプリを使った音声通話機能もあります。elganaが「ビジネスチャット」と謳っているのはそのセキュリティの高さです。
・elganaの利用には管理者の招待、承認が必要
・専用アプリのパスコード設定も可能
・利用可能なファイル拡張子も細かく指定が可能
・利用ログを管理者はチェックできる
・紛失時にはデータを消去する機能がある
・国内データセンターの利用でデータが海外に置かれない
というように、ビジネスで利用するには十分な機能が備わっています。もちろん、LINEやSlackのように気軽に使うこともできるので、会社用のアカウントを取得して部署ごとにグループを作成もできます。会社の他にも学校や病院など公共性の高い場所での利用にも良いのではないでしょうか。詳しくは公式サイトをご覧ください。
大企業にもなるとセキュリティルールは厳しくなりますし、実際のところ当社の取引先でもSkypeやチャットワークが利用できない会社様も数多く存在しています。その際はGoogleのサービスを使ったり、WebexやMicrosoft Teamsの指定があったり、自由にチャットツールが選べないパターンが多々あります。そんな時にelganaであれば提案の際にも許可がおりやすい気がしています。
LINEについても普段家族との連絡や友人との連絡に使う分には全く問題ありませんし、今後LINEでもデータの取り扱いを変更するアナウンスが出ているため改善に向かっていくでしょう。それでもやはりセキュリティが心配な場合はNTTのビジネスチャット『elgana』を試してみてはいかがでしょうか。