紙とペンで遊ぶゲームを作ってみよう

こんにちは、シナスタジアデザインです。

ゲーム開発と聞いてどんな想像をしますか?
スマートフォンで遊ぶゲームや、テレビにつなげて遊ぶニンテンドースイッチのようなものが思い浮かぶかもしれません。
当社ではスマートフォンアプリを中心に開発を行っておりますが、実はゲーム開発という定義はかなり大きなものなのです。

そもそもゲームとは何か

ゲームというのはいわゆる「遊び」ではありますが、例えばどんなものがあるか改めて思い出してみましょう。

・テレビゲーム(ビデオゲーム)
・スマートフォンゲーム
・カードゲーム
・ボードゲーム
・パズル
・手遊び(手遊び歌)
・その他

色々な遊びの形がありますよね。ルールに則って遊ぶことができればOKなのです。
テレビゲームも元はトランプやボードゲームを元にしているものがほとんどです。有名なゲームでもある『ドラゴンクエスト』はサイコロとコマを使って遊ぶ「テーブルトークRPG」(以下TRPG)の「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(外部リンク:ダンジョンズドラゴンズWikipedia)が基礎となっています。
このTRPGはゲームマスターと呼ばれる審判がいて、その人の指示に従ってゲームを進めていきます。TRPGにはシナリオがあり、そのシナリオに沿ってゲームが進みます。その途中に敵と戦闘したり、宝箱を発見したりするイベントが発生。イベントに成功するかどうかをサイコロで決めるという遊びです。
しかしTRPGは一人では遊べません。そこで考えたのがゲームマスターの役割をコンピューターにさせるというものです。
その他にも「将棋」「囲碁」「チェス」などもゲームですよね。いずれも対戦相手がいたほうが面白くなります。

紙とペンでゲームを作ろう

ゲームを作るということは何も難しいものではありません。誰でもゲームのルールさえ考えることができれば良いのです。
以前当社にゲーム開発のご相談を頂いた企業様も、当初はスマートフォンアプリの開発をするべくお困りのようでした。しかし開発には多額の費用もかかるためどうしようかと悩んでいたところ、まずはトランプのようなカードを作ってプリンターで印刷してゲームにしてみてはとご提案しました。

ゲームというのはスマートフォンやテレビで遊ぶものだ、最近の流行はスマホだとイメージができてしまっているためアナログカードゲームという発想は新しいもののようでした。このようにゲームのルールさえあれば、そのルールの中で遊ばせる方法は多様にあるのです。
もちろんスマートフォンで表現するほうが豪華な演出や音楽なども使えるため見た目の面白さがあります。しかし、そうでなくても十分ゲームとして楽しめます。

世界中で楽しまれるアナログゲーム

アナログゲームとは電気を使わずに遊べるもので、将棋、囲碁、トランプ、人生ゲームなどもアナログゲームに分類されます。さらに対戦相手と話をすることで駆け引きをするため、コミュニケーション能力を高める効果もあります。
世界中で熱狂的なファンがいるゲームをいくつかご紹介します。

■ドミニオン
https://hobbyjapan.co.jp/domin
■カタン
https://catan.jp/
■ダンジョンズ&ドラゴンズ
http://hobbyjapan.co.jp/dd/

日本でもアナログゲームの祭典「ゲームマーケット」というイベントが毎年開催されています。個人制作のオリジナルゲームや有名作品の拡張パックなど、アナログゲームファンは増えてきています。
・ゲームマーケット公式サイト
https://gamemarket.jp/

また、一人では遊べないボードゲーム、ならみんなで遊ぼうということで「ボードゲームカフェ」も全国に存在しています。

まとめ

ゲーム開発というとプログラマーやデザイナーといった一部のスキルを持つ人達が作っているもの、という印象があると思いますがそうではありません。
誰でも作れるし、紙とペンがあればゲームは作れます。むしろ何も無くてもゲームは作れます。子どもの頃は友達と鬼ごっこをしたり、鬼ごっこに飽きたら独自ルールを作ってまた遊んだりしたかもしれません。少しだけ目線を変えて物事を見てみると、意外な解決策が見えてきます。